『 ディープ・インパクト 』

Deep Impact  (1998) USA、 2hrs. 1min.


彗星が地球に衝突することがわかった。人類滅亡の危機を救うために特別チームが組まれて、ロケットでその彗星に乗り込み爆弾をしかけて軌道を変えようとしたが、失敗する。 仕方ないので、政府は人類百万人と各種動物を、この日の為に岩をくり貫いて作ってあった疎開洞窟へ避難させ、このノアの方舟で彗星衝突後も地球生命の維持を図るという計画に移る。 迫り来る彗星、巨大津波が起こり、自由の女神の首はもげて海中に沈み、ワールド・トレード・センターやエンパイヤ・ステート・ビルディングなどのNYの有名建造物は次々と破壊される。

期待していなかったので、失望はしなかったが、つまらなさは、予想をはるかに超えるものだった。 久しぶりの劇場での映画鑑賞で、大画面でのSFXだけでも楽しめるかと思ったのだが(やっぱり少しは期待していたのか)、津波のシーンは厚手の絨毯がめくれたみたいだったし、コメットはいかにも作り物めいていて、しらけただけ。 ロバート・デュバルやマクシミリアン・シェルの演技がういてしまってた。 もっとも、彼らや、ヴァネッサ・レッドグレーブがいなかったら、あの映画を最後まで見るために映画館に留まることはなかったかもしれないが。

dir: Mimi Leder ( The Peacemakerは面白かったのに )