アリゾナの砂漠に隕石が落ちてきて小型のクレーターが出来た。町のコミュニティー・カレッジで教師をしている生物学のアイラ・ケーン博士（デビッド・ドゥカブニー）と地質学のハリー・ブロック教授（オーランド・ジョーンズ）が隕石の成分を調べた処そこには原始的な単細胞生物が付着している事を発見する。 ところが、この単細胞はみるみるうちに進化して、あっという間に多細胞生物になり虫を経て脊椎動物が生まれ、隕石の周囲に地球とは別の生態系が出来上がっていった。 政府ははクレーターの周辺を完全に封鎖して独自の調査を始めるが、進化した生物は周囲に浸出、人々を襲い始め、その勢いはアリゾナから全米に広がっていった。

エイリアンの侵略から地球を守り人類が生き残るために、アイラとハリーが宇宙生物の退治に乗り出す・・・

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地球の生命の起源は宇宙からやってきたという説をテーマに展開される奇想天外の爆笑コメディー。 地球上で40億年かかった進化過程が僅か数日で済んでしまうという猛スピードの宇宙生物は、いままでのエイリアン映画とちがって地球を襲うとか略奪するといった意思が無いところがユニーク。 単細胞生物から進化した虫や脊椎動物がなかなか可愛い。

オーランド・ジョーンズが可笑しい。炸裂する台詞ギャグにかなり笑え、スタンダップ・コメディーみたい。 ジュリアン・ムーアが演じる政府の上席科学者は、転んだり書類を落としたりとやたら粗忽な設定なのだけれど、それ以上の展開が無くてちょっと拍子抜け。 デビッド・ドゥカブニーが出演している事から、X-Filesのパロディー的な見方は避けられないが、それも勿論ねらいであろう。 ゴーストバスターズのエイリアン版、大いに楽しめた。

Gohostbusters, Twins, Dave, Junior などの Ivan Reitman監督作品。

主な出演者：
David Duchovny .... Dr. Ira Kane
Julianne Moore .... Dr. Allison Reed, CDC
Orlando Jones .... Prof. Harry Block
　
dir: Ivan Reitman