『 恋は嵐のように 』

Forces of Nature  (1999) U.S.A. 1hr. 45min.



結婚を目前に控えた男の目の前に嵐のように現れた魅力的な女性。 結婚に対する不安を抱えた男と自由奔放な女性が繰り広げるコメディー・タッチのロードムービー

結婚式を間近に控えたベン(ベン・アフレック)はニューヨークから恋人の待つジョージア州サバナに向かう飛行機に乗り込んでいた。 飛行機恐怖症のベンはかなりナーバスになっていたが、こともあろうにその飛行機が離陸時の事故で飛ばなくなり、他の飛行機もすべてキャンセルとなってしまう。 陸路で旅を続けることになるが、レンタカーも出払ってしまい、結局、飛行機に乗り合わせたフリ−スピリットと道連れになる事となる。 彼女の名前はサラ(サンドラ・ブロック)、旅の目的地もベンの行き先と近かったのだ。 しかし、この車、列車、バスと乗り継いで行く旅はトラブル続き。 サラは何があってもアイディアとバイタリティーで取り組んで解決していく。 ベンはそんなサラの魅力に逆らえなくなってくる。そして、だんだんサバナが近づいてくる・・・

サンドラ・ブロックとベン・アフレック主演のロマンティック・コメディーは、 ストーリー展開も良いし、結婚は束縛、という面白いテーマの取り上げ方をしているし、また、あちこちにちりばめられたコメディー・タッチのシーンも笑える。ただしラスト(エンディング)はいただけない。 それまでのシーンが全部色あせてしまうほどだ。 だから、映画的映画としてみないで、ビデオ・クリップ的に鑑賞すると良いのではないかと思った。 ミュージック・ビデオのような心地よいリズムが楽しい作品。時々、はっとする様な斬新で美しい映像がある。

主演のふたりが良い。サンドラ・ブロックが最近の映画ではたそがれ気味の役ばかりだったのに、この映画では元気で溌剌としていて魅力的。 ベン・アフレックも、ちょっと良い感じ。太ったほうがグッド・ルッキングという珍しいケース。

dir: Bronwen Hughes
(09/08/00)

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